カウンスル№6会合に出席して  

 

紅葉の毘沙門堂門跡-拝観も組み込まれた会合は、風情ある日本家屋の洛東迎賓館で開催された。会員数の少ないカウンスルに、多くの他カウンスル会員とゲストの70名が集った。

 カウンスルテーマ《随処に主となる》サブテーマ〈随処に主となる言葉にして共有する〉を実践するプログラムの意図もよく理解できた。

プログラムテーマは≪四つの柱を学ぶ≫で、①自己啓発(あなたの主婦力は“私のおすすめ1.掃除 2.洗濯 3.料理”から1つを選びフロアーからスピーカーを募る)②コミュニケーション(表現、話し方を英語落語で表現)③評価(地域の紹介スピーチに対してフロアーに評価を依頼)④リーダーシップ(親睦会の計画についての話し合いをリーダーとボスの2つのパターンをミニ劇で実演し、違いを表現)。この4つのテーマの1つを1クラブが受け持ち、企画書、参考資料も準備され、目的達成の効果的なプログラムだった。

 エンタテイメントは蔡 愛琴様の中国の楽器「古琴」の素晴らしい演奏と音色に感動し、多くの方と同じ時間を共有できたことに感謝した1日だった。

 

                                                                     カウンスルNo.4 会計 藤岡敬子

 

 

                                 カウンスルN0.5会合に出席して

 

カウンスル№5第1回会合は「カウンスル№5 30周年記念会合」でした。

 ゲスト・会員合わせて170名を超える大勢の皆様で活気あふれるお祝いの会合は田中和美会長の開会宣言で始まりました。ITC-J宣誓後、能楽金剛流若宗家の厳かな舞に始まり、ビジネスもスムースに進行されました。

 

 プログラムは、現在大阪市生野区長 山崎輝美様の「ワーキングママ、ホップ・ステップ・ジャンプ」の演題での講演でした。山崎様は45才の女性区長として、ご自分のキャリアを1.ホップ、2.ステップ、3.ジャンプとしてお話されました。

 複雑な家庭で、実の母親は知らず継母にいじめられ、父親は破産して夜逃げし経済的にも大変な環境だったそうです。頑張って進学塾で生計を立てながら同志社大学を卒業。公募で民間小学校校長になり、教育委員会を経て大阪市生野区の区長になられたというほんとに驚くような経歴をお持ちでした。が、その育つ家庭において、周りのすべてが閉塞的な環境にありながら、継母のおじいちゃんが「お前は俺のはじめての孫だ!」と可愛がってくれたことが今生きていることに繋がっていると話され、子供は誰かが見守ってくれていることがいかに大切であるか身をもって感じておられ、今、親のいない子供の里親制度の充実、また経済的格差を教育格差にしてはならない等、実現させたいことを熱心にお話されました。山﨑様は若々しくほっそりとしたきれいな方で、過酷な成長期を乗り越えて来られた方とは信じがたい女性でした。現役区長としての熱意あるアイデァとバイタリティーあふれるお話に感動し、応援したい気持ちでいっぱいでした。

 

次に21期から30期会長が登壇され、それぞれの期の思い出をショートスピーチされました。最後は各クラブからの会員によるオカリナの演奏で、私たちの良く知っている曲を楽しく合奏されました。30周年記念会合にふさわしい会員の皆様の心の籠った、思い出に残る会合でした。 

                  ひろしまクラブ議会法規役員 前田利子